こんにちは!おのだK(@halushiroi)です。
先日「会社員がスキルゼロから稼ぐにはどうするか?」と言う内容の記事を執筆いたしました。
その中で「DesignHacks」と言う教材を使い、スキルゼロの状態から学習を進めて有償案件を獲得したと記述しています。
「DesignHacks」は、迫 佑樹さんがリリースされている動画教材「Hacksシリーズ」の中のひとつ。
初心者からデザインを始めて、基礎から実践を教え、案件獲得のサポートまでを行なっています。
今回はそう言った方向けに、DesignHacksを受講開始してから私が行なった案件獲得までの流れと方法と、講座自体が本当に初心者でもついていけるのかどうかを解説いたします。
Contents
DesignHacksの実力
まず、私のスタートラインからお話しします。
・カフェ店員4年勤務
・精密機器メーカー(営業&資材調達の部署を経験)約10年勤務
・Photoshop(画像加工ソフト)初心者
・Illustrator(イラスト作成ソフト)未経験
画像加工やイラスト作成などとは全く関係ない仕事をしてきており、ソフト自体も扱ったことは無いに等しいような状態でした。
Photoshopでゲーム動画のサムネをちょこっと作ったことがあるくらいです。
そんなアラフォーの初心者からでも、有償案件を取って稼ぐことになるまでに成長できるDesignHacksの力は確かなものと考えて間違いありません
DesignHacksで習うこと
では、実際にどのようなことを習うのか。
講座ネタバレにならない程度に記載していきます。
使用ソフト、サービスなど | 講座内容 |
---|---|
・Photoshop |
・Photoshopの基本的な使い方、操作方法
→実践編として、バナーやアイキャッチなどの作成
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・Illustrator |
・Illustrtorの基本的な使い方、操作方法
→実践編として、ロゴやチラシの作成
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・ペライチ(LP作成) |
・HP作成サービスを使ったLP(ランディングページ)作成
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・案件獲得講座 |
・受講生やデザイナーがどう案件を獲得しているかの解説
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私はブログアイキャッチ作成からのTwitterヘッダー作成で初案件となりました。
「ヘッダー作成」と言う講座はありませんが、バナーやアイキャッチ作成などで教えてもらった内容を活かして作成することができます。
なので、応用の効く教え方をしていると言うことですね。
自走自習を促す教え方
単純に「こんな作品を作ってください」と内容ではなく、実践を通して「人に視覚を通して分かりやすく情報を伝えるにはどうすればいいか?」と言うことを学べる内容になっています。
DesignHacks 実際の受講方法
講師のるちこさんが動画で作例を紹介したり、ソフトを操作して作品を作っているのを見せてくれながら解説を入れてくださいます。
ロクに触ったことがなかったアラフォーの私でも、1個1個追いながら、脱落することなく完走できたので、初心者でも安心して受講することができます。
動画も速度調節、一時停止ができるので、聴きやすかったですね。
また、分からない場所があればLINEで聞けば答えてもらえます。速攻で返信が来る訳ではないので注意ですが。
課題の提出と添削について
ある程度進めたところで課題提出がありますが、とても分かりやすく伸びしろを伝えてくれます。
・必ず「ほめポイント」を付けてほめてくれるので嬉しい!
・改善点を細かく、どう改善したらいいか伝えてくれる。
・どんな例を見たらいいか提示してくれる。
嬉しいのは、必ず「ほめポイント」を伝えてくれることですね。
私の最初のチラシは今見ると非常にイモいのですがそれでも褒めてもらってます。
吹き出しの使い方や宣材写真の選択の箇所です。
改善点も詳しく、何をどうしたら、どんなヒントを見たらいいと伝えてくれて、修正した作品も改めて添削してもらえるので力がつきます。
DesignHacksを受講して稼ぐようになるためには?
DesignHacksは、デザイン未経験者でも最後までついていけるように
基礎の基礎から教え始め、丁寧に質問対応と添削を行ってくれます。
なので、非常に挫折しにくい構成となっています。
しかし、ただ講座を進めて技術を覚えただけでは案件を取るハードルは高いです。
何故かと言うと、クラウドソーシング系の仕事ではライバルも多く、また実績の無い場合に仕事を頼まれる可能性が低くなります。
DesignHacksでも全部の課題を出し終えれば「お仕事案内所」に参加できるので、そこでの案件獲得も狙えますがこちらの作例を見れば分かる通り、レベルの高いものが多いです。
と言うかと言うと、そんなことはありません。
可能な限り案件獲得のハードルを下げるための作戦をお伝えします。
作戦1:デザインを学んでいる「自分」をアピールする
まずは何よりも、学習を始めた段階から習ったことで毎日毎日アウトプットしていくことです。
それをTwitter、FaceBook、友達相手など。色んな所で作品をアップしまくってガンガンアピールしましょう。
作り上げたものはショボくてもいいです。最初はショボくて当たり前ですし、いちいち「ショボいな!」と、突っ込んで来る人もいませんから、安心してください。
↑これは私が最初の方に作ったものです。今見ると色々しょぼいですw
ですが、これを毎日毎日繰り返して行けばレベルは確実に上がりますし、見ている人からも「あいつドンドン上手くなってるな!」と認知が広がってきます。
作戦2:グループに所属する
先ほど、学習結果をあちこちにアップしましょうとお話ししました。
さらにそれを効果的にする「グループ所属」があります。
どんなグループに所属するかですが
1:オンラインサロン
→オーナーとメンバーが積極的に情報発信している所。
→デザインと親和性の高いテーマの所(Web制作やフリーランスの集い)
2:コワーキングスペース
→お仕事コンシェルジュのようなスタッフがいる所だとなお良し。
主にはこの二つをお勧めします。
何故かと言うと、以下のようなメリットがあるからです。
オンラインサロン、コワーキングスペースのメリット
オンラインサロン
・サロン内で経済を回転させるため、身内に案件を回しやすい
・自分ができない分野のスキルは積極的に外注する
・頑張っている人は応援されるので、毎日の学習を継続しやすい
・需要を発掘しやすい
・オフ会やオンラインイベントがよく開催される
コワーキングスペース
・フリーランス、スタートアップ企業が多いので宣伝デザイン需要がある
・集中的に学習できる環境にある
・起業向け相談会などのイベントがある
ゼロからスタートして稼ぐまでに、ハードルを下げてくれるメリットが色々とあります。
特にオンラインサロンは身内を大事にしてくれるので、自分のスキルと認知が知れ渡ってくればチャンスが大きく広がります。
「デザイン」がメインのサロンではなく、Web制作やブロガー、YouTuberがメインで活動するサロンの方が良いです。
その方がデザイナーがいる割合が少なく、デザイナー同士でパイを奪い合う可能性が低いからです。
テーマ的にもサイトデザインやアイキャッチ、サムネ制作等の依頼が期待できます。
作戦3:所属グループでイベント開催する、参加する
自分の認知を広げる方法で一番手っ取り早いのはイベント(オフ会等)ですね。
特に、自分でオフイベントを開催するのが一番良いです。
参加費の回収をするときなど、絶対的に「自分」を通して会話が発生しますし、挨拶や締めの言葉でも話ができるし、最後には「開催ありがとう」と言ってもらえます。
グループのオーナーが参加する可能性も高いので、目にかけてもらいやすくなります。
補足:どんなイベントをひらけばいい?
自分の好きなもの、活かせるものでいいです。
私は元スタバ店員と言う立場を開いてカフェ交流会を月1くらいで開催してました。
所属サロンオーナーも良く来てくださって、それで築けた関係が今も続いています。
最近はボードゲームのイベントもよく開催しています。
経営者はボードゲーム好きな方も多く、異業種を巻き込みやすいので色んなジャンルの方と話ができます。
オフ会やイベントは開催を面倒がる人が多いので、そこをやるだけでもプラスポイントは大きいです。
作戦4:困っている人の助けになる
相談事、悩み事がある人の助けをすること。
もちろん、できる範囲で構いません。
悩み事まで行かなくても、イベント開催の手伝いをするなどでも構いません。
ガッついて「仕事くれ!」と言っても煙たがられるだけですが、こう言う信頼値を高める行動を重ねる方が、巡り巡って声をかけてもらえる可能性になり得ます。
案件獲得作戦のまとめ
では、ハードルの低い案件獲得のためには何が必要か?をまとめます。
1:何らかのグループに所属する(オンラインサロン等)
2:デザインスキルを学習していることをSNSや所属グループで毎日成果報告する
3:そこそこ以上のデザインスキルを身に着ける
4:所属グループで積極的にイベントを開く、参加する
5:困っている人の助けになる
自分のスキルを活かせられそうなグループに所属し、DesignHacksでの学習結果と作品を毎日報告。
DesignHacksを完走すればそこそこ以上のデザインスキルは身につけられます。
並行して、積極的にイベント開催&参加と人への手助け。
これは自分の顔と、何している人なのかを覚えてもらうためと、信頼値を高めるため。
案件をもらえる人材とは?
今の時代に案件を取るには
「バリバリにスキルを持ってる全然知らない他人」と言う立場より
「それなりのスキルを持ってる信頼できる知人」の方が圧倒的にいいです。
それと、商品レビューが無いと通販の品物を買いにくいのと同じように、実績が無いと仕事は振ってもらいにくいです。
なので、まずは狭い世界(所属グループ)で自分を認知してもらう。
そこで積極的に活動している自分を見せることで、身内案件獲得の可能性が非常に高まります。
私が初案件を獲得したのは
1:オンラインサロンでイベントを良く開催し、参加もしていた
2:DesignHacksでの学習結果を毎日アウトプット&作品アップロードを続けた
3:認知と技術を上げた状態でサロンの大型オフラインイベントに参加。そこで「アイキャッチどうしようかな」と、悩んでいたメンバーがいたので「作ろうか?」と提案したところ、任せてもらった
地固めをして「おのだK(はる)はこんな人間だ」と言うのが知れ渡っている状態で、タイミングよく提案したからでした。
「DesignHacksをやっただけ」では稼げない
DesignHacksを完走したとして、1からそれを見ていた人がいるといないとでは大きく違います。
「頑張って毎日学習してスキルを身につけた」と言うバックグラウンドを知っていれば、そのストーリーだけで案件を依頼される確率が跳ね上がります。
逆を言うと、実績ゼロ、フォロワーゼロ、知らない人がいきなり「デザインできます。仕事ください」と言われて、あなたは快く仕事を依頼できますか?と言うことですね。
先にも言った通り、DesignHacksのお仕事案内所もレベルが高いので、完走したばかりで案件を取るのは難しいと思います。
コンペに落ちる前提でレベルを上げるために挑戦していくのはアリですが。
DesignHacksで、私のようなアラフォー初心者が稼ぐには、別の側面から地固めをしていく方が早いです。
今回ご紹介したのは「自分のスキルとストーリーを知っている身内から案件を貰う」と言う方法ですね。
ただ「技術力が低すぎる」状態では当然仕事なんか頼まれません。
仕事に繋がる技術力はDesignHacksで確実に身につけられますのは間違いありませんので、安心してください。
補足:学習とアウトプットの継続のために
学習を毎日続けること、と書きましたが。
人によって環境は様々なので、私が続けられた方法を記載します。
学習を続ける上で一番重要なのは「心が折れないようにすること」です。
そのために参考にしてもらえればと思います。
学習をしている仲間を見つける
切磋琢磨している仲間と一緒じゃないと、頑張る理由を見失いがちです。
同じジャンルでなくてもいいですから、目標に向かって頑張る仲間がいると気持ちも盛り上がります。
例えば、Twitterでは #駆け出しwebデザイナーと繋がりたい と言うハッシュタグで応援し合っています。
簡単な課題を自分につけ、それを成果報告する
私の場合は「毎日作品を1個作って、SNSやオンラインサロンで報告する」ですね。
そうすることで「何もやりませんでしたって報告するのは嫌だな…」と思って、必ず1個作ってアップするようにしていました。
自宅で集中できないなら、学習する場所を変える
私は「家はくつろぐ場所」と認識してるのか、学習に集中しづらいです。
そうでなくても、帰ってきたらもう休みたくて動けない…ゲームしたいマンガ読みたい…
なんてことになりがちです。
意思の力でスッパリ誘惑を断ち切る、と言うのは難しいです。
それは自分が悪いのではなく、人間なんてそんなものだからです。
なので、作業場所を変えてしまいましょう。
カフェに寄ってPCを開くだけでも集中力が随分変わります。
来ている人が全員「自分のやりたい仕事」をしている空気なので、自然と全集中できます。
安ければ月¥5,000程度で毎日使えるスペースと契約できます。
水、お茶、コーヒーくらいなら飲み放題になっているところもあるので、コスパも良いですね。
もくもく作業会に参加する、自分で開く
「仲間と一緒に勉強する」
これは最強に集中できます。
さらにそれを自発的に開催できるようになれば、自分の認知もより早く上がっていきます。
可能ならオンラインよりオフラインの方がいいですね。
「こんなの作ってます!」と、視覚でも訴えられますので。
最後に
今回は「DesignHacksを受講して、完全未経験でも本当にお金を稼げるようになるのか?」と言うテーマでお話ししました。
講座自体は未経験者でもお金を取れるレベルまで技術を引き上げてくれます。
そこから先は自分の営業力や人脈などで案件を引き寄せる必要があります。
講座が終わってからやり始めるのはしんどいので、受講している段階から様々な箇所で「デザイン勉強してるんやで!」「自分こんな人間やで!」と言うのをアピールしていって案件獲得のハードルを下げましょう。