こんにちは、はるゴッグです。
長らくブログを使っておりませんでしたが、ガンダムカードゲームと言う新作TCG発売に伴い、そちらの記事をアップしていきたいと思います。
先行β版の開始から7ヶ月、ようやく製品版が発売され、4種類の構築済スターターデッキが発売され、大会を主催してきましたのでその内容について書いていきます。
Contents
ガンダムカードゲームとは?
まずはガンダムカードゲームについて。
ガンダムのTCGは過去にガンダムウォー、ガンダムウォーネグザ、ガンダムクロスウォーなどがありました。それらがサービス終了して以来、久しぶりのガンダムを題材としたアナログTCGです。
ガンダムウォー:日本のTCG黎明期においてトップクラスの位置にいた国産TCG。当時の国産ビッグタイトルは遊戯王DM、ポケモンCGくらい
ガンダムウォーというビッグタイトル終了からは約15年、英語版、中国語版も含めた世界同時発売と言うことで大いに期待のかかるガンダムのカードゲームと言うことで遊びましたが非常に面白いゲームに仕上がっています。
そんなガンダムカードゲームの製品版スターターデッキが発売されましたので、どのデッキが人気が出て強いのか。調査の意味も兼ねて大会を開催して参りました。
※大会のレギュレーションはいずれかの構築済デッキをそのまま使用するという形式です。
デッキの採用率とそれぞれの注目カード
当日は12人参加。そのうちの内訳は
SEED Strike(白赤)6人
Zeon’s Rush(赤緑)3人
Heroic Beginnings(青白)2人
Wings of Advance(青緑)1人
と、なりました。
結果としては優勝はSEED Strike(白赤)でした。
同デッキで対戦カードが組まれることも多かったので、勝率としてはトップではありませんでしたが内容的にはやはり一番強いデッキということになるでしょうか。
2位はZeon’s Rush。最下位はWings of Advanceです。
SEED Strike注目カード
☆ストライクガンダム
→スターター環境ではドロー手段がかなり限られるので貴重な1枚
☆キラ・ヤマト
→上記のストライクガンダムでリンクする上、AP-2効果で殴り合いに強い
☆ストライカーパック
→相手シールドを殴ったら3/3ブロッカーがいきなり現れる可能性がある
手札からも2/4ブロッカー、4/2ブロッカーを作ることが可能
特にキラはβ版でもかなり猛威を振るったカード。同じスターターに収録されているエールストライクガンダムにセットしても強力です。
ストライカーパックもいきなり盤面が厚くなるので1枚目のシールドでバーストしたらかなり強力です。
白は元からかなり強力な効果を持つカードが多いので、それが存分に発揮されたということでしょう。
Zeon’s Rush注目カード
☆シナンジュ
→キャラクターをセットするだけで高機動。かつ相手シールドかベースを破壊でユニットに2点ダメージが強力
☆フル・フロンタル
→ステータス修正値が最高値かつ手札のユニットをタダ置き出来る効果が強力。しかもシナンジュとリンクできるので相手の小粒ユニットを一方的に焼ける
☆ガザD(袖付き仕様)
→2ターン目に配備できればザクⅠやドラッツェなどでも即EXベースを破壊可能
シナンジュは発表時点で強いと言われていましたが、改めて使用してもやはり強力。ブロッカーユニットを無視して相手のユニットを一方的に破壊していけるので盤面の有利を作りやすいですね。フロンタルはそんなシナンジュをさらに強くできる修正値を持ち、アムロや包囲戦術、魔女と花嫁の条件を無視できるので相手も処理に困る上、ジオン/ネオジオンのユニットを配備できるので自分の盤面も厚くできます。
ガザDの援護は配備した瞬間から能力を使用できるので、こちらの小粒ユニットでも相手のパイロット付きユニットやベースを破壊可能になります。
LRのシャア専用ザクもあってユニットを補充しながら多数展開できるので、スターター環境ではかなり対処に苦労しそうです。
Heroic Beginnings注目カード
☆予期せぬ出来事
→アクションのタイミングでわずか1コストで相手ユニットのAPを3も下げる。
相手は常にこれを警戒しなくてはいけないこともあり非常に強い
☆ガンダム・エアリアル(パーメットスコアシックス)(以下PS6)
→キャラクターをセットしたタイミングで相手ユニットのAPを3下げる。
リンク条件のスレッタでなくても良い点が便利
☆アムロ・レイ
→ユニットにセットした瞬間、相手のHP5以下のユニットを強制的にレスト。
特にLRガンダムとの組み合わせで殆どのユニットを処理できるのが超強力
基本的にユニットを処理して有利な盤面を作っていくこのゲームにおいて、できるだけ少ない被害で相手のユニットを処理していくことが基本戦術となります。その計算を簡単に崩してくる予期せぬ出来事は非常に強力。わずか1コストで使えるので相手のリソースが1枚でもアクティブであればこれを警戒しないといけません。
ガンダム・エアリアル(PS6)も同じ効果を持っていますが、こちらはキャラクターセット時の発動。キラ・ヤマトとは違いターン中効果が続くので使用タイミングを考えられるのが良いですね。
アムロはβ版環境でLRガンダムと共にトップに君臨していたお化けパイロット。最速降臨すると盤面を壊されてなし崩し的に巻き返せないシーンも多かったと思います。
このように非常に強力なカードが含まれているHeroic Beginningsですが、成績・採用率は振いませんでした。
LRが各デッキに2枚ずつしかないこと、予期せぬ出来事も2枚のみ。相手をレストさせる、回復するなどのカードは多いですが攻撃力不足が目立ったからかもしれません。
Wings of Advance注目カード
☆コルシカ基地
・3コストと現状1番コストが重いベースカード。ただし終盤に1/1のユニットを2体生み出せる能力は強力
☆ウイングガンダム
・突破5を持ち、アクティブ状態のユニット(LV4以下)でも攻撃できる超強力ユニット。後述のヒイロを乗せればシールドも含めて確実に最低3枚は破壊できる
☆ヒイロ・ユイ
・修正値は平凡だが、ウイングガンダム系とのセット運用で+2/+1から+3/+2と化ける。つまり前述のウイングガンダムが7/7と言うお化けユニットになる
コルシカ基地は発表当時、そんな大したことないと思っていたのですが(実際に序盤に出てきても4/2のトールギストークンは割と簡単に処理される)終盤に配備されると1/1とは言えユニットが2体出てくるのは処理しきれない可能性があります。コルシカ基地がトラッシュに落ちているかつ、自分のターンに配備と言う条件はありますが。
ウイングガンダムとヒイロ・ユイはβ版環境でも最強の一角。7/7でどんなユニット&パイロットでも確実に破壊し、さらにシールドエリアも1枚持っていくので相手はほぼ絶対的に処理することを求められます。
同セットに入っているウイングガンダム(バード形態)でもヒイロをセットすることで2/2から5/4にできるのでアムロ&ガンダムといった厄介な相手も倒すことが可能ですね。
ただ、他に入っているユニットやコマンドが若干パワー不足気味なせいか採用率も勝率も最下位でした。
ゼクス&トールギスもHPが5なので出てくるシーンでは生き残りづらく、トールギスの能力を活かしにくかったかと思います。
全4回戦の結果
元々4回戦行う結果でしたので、12人ですが4回戦行いました。
総合的な結果は以下のようになっております。
1回戦目
1卓 | Zeon(赤緑)勝利 | SEED(白赤)敗北 |
2卓 | SEED(白赤)勝利 | SEED(白赤)敗北 |
3卓 | Zeon(赤緑)勝利 | Heroic(青白)敗北 |
4卓 | SEED(白赤)勝利 | SEED(白赤)敗北 |
5卓 | Heroic(青白)勝利 | Zeon(赤緑)敗北 |
6卓 | SEED(白赤)勝利 | Wing(青緑)敗北 |
2回戦目
1卓 | Zeon(赤緑)勝利 | SEED(白赤)敗北 |
2卓 | Zeon(赤緑)勝利 | SEED(白赤)敗北 |
3卓 | SEED(白赤)勝利 | Heroic(青白)敗北 |
4卓 | Zeon(赤緑)勝利 | SEED(白赤)敗北 |
5卓 | Heroic(青白)勝利 | Wing(青緑)敗北 |
6卓 | SEED(白赤)勝利 | SEED(白赤)敗北 |
3回戦目
1卓 | Zeon(赤緑)勝利 | SEED(白赤)敗北 |
2卓 | SEED(白赤)勝利 | Zeon(赤緑)敗北 |
3卓 | Heroic(青白)勝利 | SEED(白赤)敗北 |
4卓 | SEED(白赤)勝利 | Heroic(青白)敗北 |
5卓 | Zeon(赤緑)勝利 | Wing(青緑)敗北 |
6卓 | SEED(白赤)勝利 | SEED(白赤)敗北 |
4回戦目
1卓 | SEED(白赤)勝利 | Zeon(赤緑)敗北 |
2卓 | SEED(白赤)勝利 | SEED(白赤)敗北 |
3卓 | Zeon(赤緑)勝利 | Zeon(赤緑)敗北 |
4卓 | SEED(白赤)勝利 | Heroic(青白)敗北 |
5卓 | SEED(白赤)勝利 | Heroic(青白)敗北 |
6卓 | SEED(白赤)勝利 | Wing(青緑)敗北 |
今後のガンダムカードゲーム、デッキ構築は?
スターター1個そのままでも強力なカードはありますが、組み合わせることにより、より強いデッキ構築が可能です。第1弾ブースターのカードもすぐ発売されるので、また環境が変化しますが…
上で紹介した注目カードはどれも活躍できる環境であるとは思います。
どのカードを採用したデッキにしよう?と迷ったらLR(レジェンドレア)クラスのユニットと、それにリンクするパイロットを4枚ずつ採用して軸にしてみるのが良いと思います。
EXVSシリーズでも使い続けているお気に入りの2機。
私はお気に入りMSのこの2体を軸にザフトデッキを組んでみたいですね。
それでは、今後もガンダムカードゲームについての記事をアップしていきたいと思います。
みんなでガンダムカードゲームを楽しんでいきましょう!